獅子座期赤ペン、乙女座を担当して

太陽が獅子座にイングレスし、ニコプラネット(https://nicopla.net)が更新されています。

nico先生の「今月の言葉」は獅子座のヒッチコック谷崎潤一郎、星宙予報では日本の5ハウスの危機についてが書かれていました。
星宙予報は、少し時間をおいて予報されている時期をいくらか過ごしてから読み返すと、初読時とは違った驚きがあるので、ちょっと時間をおいてからまた読み返そうと思います。


さて、今月の反省会(振り返りの記録)。
赤ペン12サイン占い(https://nicopla.net/monthly/5432/)では、今月私は乙女座を担当させていただいております。

講評で先生が「ここまで書ききるのはかなりプレッシャーがあったと思いますが(こんなことを思っている人は本当にいるのだろうか……というような)」と書いてくださっていたのが、これ、本当に、図星でした。
すごい。まるで講評でセラピーを受けているようだ……赤ペンカウンセリング……。

というのも、池波正太郎(※尊敬のあまり敬称略)が「なるべく原稿は早めに仕上げて手元に置く時間をとることで、手直ししてよりよく完成させていく」ということをエッセイで書いていた(※尊敬のあまり尊敬表現が使えない)と思うのですが、私もこれに賛同しており(池波正太郎と私の水星に共通するのは、不動サインで逆行していることと、木星とのアスペクト。上位の視点をもって読み返し、行動の積み重ねで残すべき結果を洗練させることで、価値を高められると信じている)(池波正太郎と自分の共通項を並べるなんて不遜過ぎるというご指摘はごもっともです)基本的に原稿はなるべく早く初稿を仕上げて〆切まで推敲を重ねることにしています(ギリギリになることもあるけど、常に目標として)。

今回は〆切の4日前に仕上げていたんですが(そんなに早くないというご指摘はごもっともです)、その次の日に乙女座の友人から連絡が来て、楽しいおしゃべりをしていたんですよ。
そのあとから「乙女座さん…………こんなこと書いてて大丈夫か?」という心配が膨らんできて、全然違うことに書き直してしまおうかとかもだいぶ悩んで悩んで、結局方向性は変えず(言葉の調整などはしましたが)、でも〆切まで手元においていたら迷った挙句に日和りに日和った内容に変えてしまいそうだったので「ええーい! どなたにピンとこなくとも構わん! これは私の内なる乙女座に聞かせてやるんだ! もう手元にとどめておけない!!」と〆切前日に提出したのでした。

この「自分の内なる〇〇座に聞かせてやる」という認知、占いテキストに対して勇敢になれるのでおすすめです。笑


ちなみに、今回のテキスト作成の準備は次のような感じでした。

期間中の象徴とアイデアをノートに書き出してから、
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メモ帳に方針をまとめました。
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ほとんど活かせてないじゃないかというご指摘はごもっともです。

ご覧いただくとおわかりのように………わかりますか??………すみません、わからないかもしれませんが………最初は時系列ありきのテキストをつくるつもりでした。
7月頭に開催された赤ペン座談会でね、時系列を意識されて書かれてるというお話をしてくださった方があり、「いい! 真似しよう!!!」と大変素直な私は飛びついたわけです。

そしたら、、、、、

…………めちゃくちゃ長くなった。

そりゃ、いつも時系列無視して一つ二つの象徴ピックアップして書いてるのにめちゃくちゃ削ってるんですから(ですます調で下書きをすることも原因の一つではあるはずですが、だいたい最初の下書きは1200字前後にはなる)、複数の象徴を時系列で繋いで書こうなんて気をなんで起こしたのかわからない。
なんでってそりゃ、座談会で聞いて「素敵だ!!」ってなったからですけど。。。

ので、「一か月の占いであんまり海王星には触れないほうがよくない??」とかなり悩んだものの、海王星との180度、やってみるか……と腰を据えて書き直して、あのようになりました。

テキストのなかで「目を閉じろ」って書いてるんですが、魚座担当のふみさんも「少しの時間、目を閉じてみてください」とおっしゃっていたので、この獅子座期の乙女-魚ラインは「目を閉じること」がポイントです。
タロットカードのソードの2です。
フォールの金星を感じるには、世の中は刺激が強過ぎるのです。

月天王星の体験を見つめて

中学生の時、イベントの打ち上げで、クラスの半分の同級生と集まったことがある。
ジュースで乾杯をして、少し談笑して、しばらくして屋内で過ごすことに飽いた同級生たちが外に出始めた。
けれど、一人の同級生は、テーブルにあった漫画雑誌を読み耽っていて、席を立たなかった。

私は席に残った。
だからといって、席に残ったもう一人と共有するエピソードがあるわけではない。
空間には二人でいたが、一人が二組存在していただけなのだ。
でも、外に出た人たちは、十五人が一組だ。
集合体を数えるなら、席に残ったほうが多数派だといえただろう。

他の同級生たちの盛り上がりに水を差したくはなかった。
テーブルに残る同級生に、外に出ることを強いたくもなかった。
でも、「一人を部屋に残し、他は全員が同じことを楽しむ」というのは、不気味に思えて、耐えられなかった。
私が席に残ることを選ぶことで「好きに過ごしていい時間を、それぞれが楽しんだ」という状況をつくれると思ったのだ。

誤解しないでほしいのは、少なくともこの時の私の不動は、感情的なものではまったくなかった、ということだ。
一人きりにするのがかわいそう、というような思いはほんの微かにもなかった。
感情をむき出しにするなら、私は多数派に加わることで安心したい人間だ。
なのに、私はしばしばこの時のように、圧倒的な数的差異を見ると、多数派に加わることができない。

これはおそらく、私がネイタルチャートに持っている、月天王星アスペクトの体験だと考えている。
多数派へ向かって動きさえすれば、わちゃわちゃとした集団のなかに溶け込んでしまうことができるのに。
そうすれば異端視を受けるという嫌な事態を避けることができるのに。
どうしても動けない。
傍目にはただ「動かなかった」というだけのエピソードだが、私はその「動かない」のために早死にしそうなほど心臓をばくばくと鳴らせていたのだ。

心的辞書はなるべく剥き出しで

土星木星の影響を受けない、素の水星から出る等身大の言葉を磨きたいと思っているのですが、背伸びした言葉と等身大の言葉を見分ける術(占い師としてはジュツと読みたくなりますが、ここではスベと読んでいただきたいです)がずっとわかりませんでした。
他人のことなら違和感を持つこともあるかもしれないけれど、私は長いあいだ自分の言葉とそこまで向き合って来なかったのです。

そんな壁にぶち当たったのは、時期読みの講座でのライティングの勉強中に「水星とは、かぶれず背伸びせず、現在の自分から絞り出すしかないもの。そうすることでしか磨けないものだ」と聞いた時です。
自分のなかにない視点だったので、とても大きな衝撃を受けました。

その後、とりあえず「いく」を水上勉様(大好き)にかぶれて「ゆく」と表記していたのをやめてはみたものの、次にどうすればいいのかがわかりませんでした。
ライティングの度に「かぶれていないか。これはちゃんといまの私から出てきた言葉か」と問いかけながら書くようにはなったのですが、出てくるすべての言葉がにせものではないかと疑わしく思えるようになってしまいました。
これは本当に私の言葉なのかどうかを判断する方法に、長い間悩んでいました。

ある時、文章心理学の応用としての考え方だという“常体の文章をつくるときは「かっこいいことを書こう」という意識が働き、一方で、敬体の文章をつくるときはメンタルレキシコン(心的辞書)からストレートに言葉が引き出される”といった内容を本で読みました。
この「ストレート」というところに感銘を受けました。
それこそ木星土星に引っ張られない、素の水星のなせる技だという感じがします。

それ以来、ライティングの下書きを敬体で作成し、(常体で仕上げるものの場合は)清書の時点で常体に整えるように、やり方を変えました。
常体を書きながら、ええかっこしい心(?)を抑えるのが私にはどうやら難しいことがわかったからです。

いまでは、ブログもそれを意識しています。
もちろん言葉にして伝えたい、残したいことがあるからやっているブログですが、敬体で書くことで、素の水星を明らかにし駆使するためのワークとしても、取り組みたいです。

メンタルレキシコン=心的辞書は、水星や双子座と関わりの深いものだと思います。
「辞書」と言うと水瓶座のようにも感じますが、自分一人だけの「心的辞書」はやはり双子座のものだと思います。

タロットカードで双子座にあたるのは「女帝」です。
心的辞書は、女帝ではありません。
でも、女帝の裏カード(共通するファクターをより精神的な象徴とした、一対として理解することができるカード)にある「星」は、心的辞書を示す象徴であると思っています。
星のカードは「触れないけれど見えないけれど、確かにそこにある大切なもの」です。
女帝のカードでは顕在している大切なものが、星のカードでは潜在しています。

初めて星のカードを勉強した時に、私は仮面ライダーW仮面ライダーシリーズで唯一、自信を持って「知っている」と言える作品です。探偵事務所ものが大好きなので…)の「星の本棚」を連想したのですが、そのことを今回も思い出しました。

フィリップが「星の本棚」という膨大な叡智にアクセスすると、目下の問題を解決するためのキーワードを見つけることができるんです。
「星の本棚」の由来について作中で言及があったかどうかは記憶にありません。
フィリップは「星の本棚」にアクセスすると、受けた負荷から気を失います。
その叡智の威力はまるで水瓶座のようだけれど、このフィリップが記憶喪失中の少年(ちなみに演じているのは16歳の菅田将暉さん)であることを考慮すると、「星の本棚」は実は、フィリップの心的辞書に過ぎないのではないかと、私は思っています。
顕在的には「失われた、見えない記憶」だけれど、潜在的な生きている叡智として、どこか奥底でアクセスされる時を待っているのではないでしょうか。

私の心的辞書はそんな「叡智」ではまったくないけれど、アクセスしてストレートに引き出すというトレーニングを続けていきたいです。
そして、水星を磨くことで、自分の心的辞書もしっかりと磨いていきたいです。

SNSの使い分けについてご報告

他のSNSでも、順次おなじお知らせをしていきます。

いま、SNSの使い分けについて考えています。

こちらのブログとは別にアメブロもやっているのですが、その使い分けとして、今後こちらのブログは『be』のテーマというか、自分と向き合うための内容を意識してやっていくことにしました。
振り返りや反省のほか、まだ途上の研究についても記事にできたらと思います。

アメブロでは『do』のテーマを意識して、心理占星術とは直接関係のない日々のアクションについても書いていきますので、そちらもご覧いただけましたらうれしいです。

他にも、InstagramFacebookは「素敵な写真がある時」に、Twitterは告知とちょっとしたつぶやきや交流の場として、活用していきたいと思っています。

そしてnoteは、投げ銭(なのかな? システムの正式な定義を把握していないので不確かですが)機能などにも興味はあるものの、いまのところは傑作選(自選)(自分で傑作って、ものすごい自画自賛だな…)として他で発表した再録を掲載していきたいと考えています。

これからも変わることがあるかと思いますが、その都度ご報告させてくださいね。

SNSFacebook以外)はコチラ(https://lit.link/ukakomark)にまとめてあります。
改めまして、どうぞよろしくお願いします。

受け入れてくれればいいのにいつだって嫌なあなたが逆張りを言う

24日は新月でした。

お知らせが遅くなりますが、プラネット大学院有志によるコラボの新月読み(https://ameblo.jp/osaka-nico-planet/entry-12584446480.html)アップされています。

くみさん!今回もありがとうございます!

 

そんな新月の日、子供の予防接種デビューで、小児科へ出かけていました。

私は出身地には小児科がないので(診療所には内科と外科の別しかなく、15歳以下でもそこで診察を受けていたので)、キッズスペースとか、新鮮でした。病院じたい、あまりかかったこともないのですが(病院に行く習慣がなかった)。

まだ月齢が低いので、注射を刺されている間は泣くものの、その場限りですぐに泣きやみました。「痛いことをされた」と過去を引きずって泣きやまなかったり、「これから痛いことをされる」と未来を憂いて(?)痛くないうちから泣くのは、もっと成長してからになるそうです。

ひどい服反応が出ませんように。

 

そして私は頭痛が治らない。

啓蟄に後れる虫も目覚めずにおられぬ太陽牡羊0度

20日春分を迎え、心理占星術ウェブマガジン・nicoPLa.net(https://nicopla.net)の春分号がアップされました。

私は赤ペン12サイン占いに参加しております。

講評に「お母さんになってから力強いテキストが増えたように感じる」と書いてくださっていました。実は、意識していたことなので、そのようなお言葉がいただけてとてもうれしいです。

というのも、子供(ネット上で呼ぶためのいい仮名をつけたいけど、ずっと「子供」呼ばわりかもしれない)を出産した時のトランジットチャート(=子供のネイタルチャート)のAscが、私の水星とコンジャンクションだったのです。そこで、私の水星の程度を高めることは、子供の存在をよりよく支え認めることになるはず、と考えました。改めて水星の見直しと、今後に向けての覚悟ができました。

これまでは、耳心地のよさを最優先に考えていて、厳しい内容はなるべく和らげて伝えようとしていたところがありました。さらに、なにかとぶれがち日和りがちでした。

が、備わった能力・魅力をさらけ出して環境へと働きかけること(陽の水星)にしろ、培った能力・魅力に磨きをかけて環境に応えること(陰の水星)にしろ、いずれも、環境という他者(人間相手とは限らない)あってのもの。ホロスコープから読み取った内容に自負があるならば、その内容は自分一人の判断で弄してよいものではないはずです。真摯に取り組んだ結果であるなら、取り繕わず奇を衒わず、まっすぐに妥協なく届けることこそが誠実な態度でしょう。そういうふうに、自分の水星の運用について、方向性を定めました。

注釈のようになりますが、もちろん、あくまでも私からの一方的な意識です。子供の人生に生かされるという結果を期待してはいません。

ここのところアウトプットもインプットもおろそかになっている状況ですから、あまり偉そうに言えたものではないのですが。。

 

時間を見つけたり時間を作ったりを、最近難しく感じています……。

ニコプラネットにも既に熟読できていない記事がいくつかあるので、時間を見つけて拝見したいと思います。

少し前にアップされていた、みねんこさんの記事「火星・冥王星コンジャンクションの意味〜2020年春分図(https://nicopla.net/column/transit/3755/)」とても面白い内容でした! こういう、読み込むほどテンションの上がる記事は、流し読みではなかなか楽しみきれません。

子供とか赤子と書くもいいけれど素敵なあだなを仮名にしたい

妊娠後期からいっぱいいっぱいになり、すっかりご無沙汰しておりました。

火星の日……止まっていますね……。

 

産後は産前どころではない目まぐるしさでしたが、子供は2月29日からは夜間に安定して眠ってくれるようになっています。いまのところ。

すんなり寝ついてくれるとは限りませんし、途中に授乳もありますが(夜なら8時間くらい空いても心配なし、と、助産師さんから太鼓判は頂いているのですが、6時間も経とうものなら胸が張ってしかたなくなるので……子供が眠っていても起こしています……)、私が早寝早起き型なもので、夜に寝られると昼間が散々でもわりと元気に過ごせます。たまに呆然とするしかない日もありますが。笑

 

ニコプラネット(https://nicopla.net)の赤ペン12サイン占いと、プラネット大学院(https://ameblo.jp/osaka-nico-planet/)の新月・満月読み(※合作)への寄稿は、おかげさまで出産をまたぎながらも続けられております。

しばらくは子供のスケジュール優先かつ子供のリズムでの暮らしとなりますので、コンスタントな活動の見通しは立たないものの、少しずつライティングから、活動を再開していきたいと思います。

不安定極まりないペースになるかと予想されますが、占星術ベースのテキストを公開できるよう、検討と準備をしています。

 

それらを踏まえて、こちらのブログでは(やはり不定期に)日常のことを書きたいと考えているのですが、、重ねがさねながら、日常が子供中心でして……しかし子供といえども他人なので、あんまりプライベートなことをネットの海に放つのも抵抗があり(写真はあまり載せない芸風なので顔出しの問題ということではなく、現状、子供にはプライベートしかないので……上のほうで既に睡眠について記してしまいましたが、、家族に手前の排泄や情動についてなど吹聴されたら私ならとてつもなく嫌ですし)、、遊びやイベントの話とかならいいでしょうか。。。どうかな。子どもの権利条約や児童憲章も鑑みつつ、私と子供なりの落としどころを模索したいです。

 

さてさて。お久しぶりにブログを書こうとすると、思いの丈が募りに募って、いっぱい書きたくってしかたがないし、まだ書き足りない……のは山々ですが、飛ばしすぎて早々からガス欠にはなりたくないという冷静さもかろうじてありますので、ひとまず今回はこの辺りで。

 

寝かしつけた赤子のいる寝室のドアの前から(目を覚ましたら飛んで入る所存)、電子レンジが哺乳瓶のスチーム消毒の完了を知らせるのを待ちながら。